私は税理士として中小企業の社長と一緒に仕事をしてきましたが、売上や税金にばかりとらわれすぎていて、会社経営にとってもっとも大切な「キャッシュ」や「財務」などに意識が向かっていないと常々感じていました。「税務」で会社が潰れることはありませんが「財務戦略」を間違えると会社は潰れてしまいます。会社を絶対に潰させたくないという強い想いで、10年後生き残る社長に必要な「財務」を正しく理解してもらうため、オンライン専門「財務相談」株式会社ヒロ財務コンサルティングを立ち上げました。
売上・利益・現預金(キャッシュ)の中で、会社経営に一番大事なものは何でしょうか?それは間違いなく「現預金」です。赤字であっても資金があれば会社は潰れません。逆に、黒字であっても資金がなくなれば会社は潰れてしまいます。安定した会社経営を行うために、現預金をどのように増やしていくのかという「財務戦略」が必要なのです。
財務戦略を知らない
社長が会社を潰す!
「目指すべきは無借金経営」のウソ
無借金会社とは、借入をしていない会社のことです。無借金経営をすすめるコンサルタント・税理士はたくさんいます。「借入がない(少ない)会社=いい会社」 ではありません。まず目指すべきは実質無借金経営です。実質無借金経営とは「1億円の借入をしているけど、キャッシュも1億円以上ある。だからいつでも返済できるのだけど、返済するとキャッシュが薄くなるので返済していない」という状態です。無借金経営に至るプロセスで、絶対に実質無借金経営を経由してきたはずです。当初は借入をして、キャッシュより借入の方が多かった時期が必ずあるものです。つまり、利益を上げ続けることによって内部留保をして、まずは借金経営から実質無借金経営となり、さらに進んで最終的に無借金経営になったはずなのです。無借金経営こそが素晴らしいと勘違いをしていると、会社を潰してしまいます。これからの経営はまずは実質無借金経営、さらに無保証経営(借入に経営者の個人保証がついていない状態)を目指すべきです。
「節税をすればキャッシュがたまる」のウソ
もちろん会社からキャッシュが出ていかない節税や最低限の節税は必要です。しかし、ただ単に税金だけ少なくなればよいという過度な節税は、結果としてより多くのキャッシュが出ていってしまいます。そんなはずはないと考える社長も多いのでしょうが、それが事実です。節税と財務は真逆なのです。節税をすることで確かに税金として出ていくキャッシュは少なくなりますが、節税を行うために会社から出ていくキャッシュは非常に大きくなります。財務戦略でもっとも大切なことは、会社が存続し続けること、つまり会社を潰させないということです。会社を強くして、どんなことがあっても潰れない会社をつくろうとしているにもかかわらず、節税をすることでキャッシュがどんどん出ていってしまうのであれば本末転倒です。意識を節税から納税に向ければ、確かに税金という名のキャッシュはたくさん出ていきますが、結果的に会社に多くのキャッシュがたまり強い会社になることができます。
「毎年利益が出ているから、うちの会社は安全」のウソ
会社経営において利益は大事なものです。会社を存続させ、成長させていくための源泉になるものは利益です。ですから毎年利益を出している中小企業の社長はすばらしいです。しかし、これが時におおきな勘違いにつながります。会社からキャシュが減る要因には①赤字・②投資・③借入の返済の3つがあります。たとえ毎年利益が出ていても、②投資・③借入の返済でキャッシュが減ってしまっていることも考えられます。毎年利益が出ていて好調な会社は、事業投資も盛んに行う傾向があります。また借入依存度が高い会社は借入の返済額が多くなり、毎年出ている利益ではキャッシュが足りないということがあるのです。
「売上や利益が増えると会社にキャッシュが残る」のウソ
単純に考えると、売上や利益が増えれば会社にキャッシュは残るはずです。実際このように考えて、資金繰りが苦しくなると売上拡大に走り、さらに資金繰りが苦しくなる社長がたくさんいます。一般的に会社は商品を仕入れて在庫を持ち、販売してキャッシュを回収することを繰り返しています。ほとんどの会社は掛けで取引をしますので、仕入代金の支払いが先で、売上代金の回収は後になります。支払いより回収が遅くなる「サイト負け」になるのです。サイト負けの会社が、売上拡大しようとすると売掛金の回収までの間はキャッシュが足りなくなるのが当たり前なのです。現状の売上で利益が出ていれば、売上を増やさなくても利益はキャッシュとして会社に残ります。しかし、売上を増やそうとすると売掛金・棚卸資産が増え、会社のキャッシュは減ってしまうのです。逆に、利益が出ている状態で上手に売上を減少させると売掛金・棚卸資産が減るので、会社のキャッシュが増える現象が生じます。「売上が増えないのにキャッシュが数倍増える方法を教えます」という本の宣伝がありますが、当たり前のことを言っているだけなのです。もともと持っているキャッシュが少なければキャッシュは数倍にも増えることになります。
「借入は悪」のウソ
借入にはいいイメージがないかもしれませんが、会社経営には必要なものです。特に会社を成長させるためには欠かせないものです。「借入をして事業投資をする」「借入をして会社のキャッシュに余力をもっておく」というのは財務戦略です。会社を成長させるためには、資金調達→投資→回収のサイクルを上手く回す必要があります。この資金調達が借入なのです。借入で「時間を買う」と考えられます。事業をはじめようとするとき、お金がたまるのを待っていたらチャンスを失います。お金がたまる数年後には事業が時代遅れになってしまうからです。また「将来の利益の前倒し」と考えることもできます。将来手にする利益をいま手にするわけです。
会計は税金の計算だけでいいのか?会社経営に必要な財務を学びたい。
それならぜひ、ヒロ財務コンサルティング(野々山 浩/税理士)にご相談ください。
ヒロ財務コンサルティングについて
ヒロ財務コンサルティング
(野々山 浩 / 税理士)の4つの強み
01
継続顧問率97%
02
19年間の実績
03
若手企業率80%
04
親密度100%
ヒロ財務コンサルティングの流れ
Analysis(分析)→Planning(計画)→Action(行動)→Reflection(反省)
計画の決定と行動のために分析し、結果を以って反省点を挙げ、次の一手が確実なものとなるようにサポートします。
point
01
資金の調達力を上げる、資本を厚く積み上げる
資金の調達力を上げ、キャッシュポジション(潤沢な資金をもつ)を上げます。投資を早期回収して、資本を厚く積み上げる事を意識します。
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02
「守りの借り入れ」と「攻めの借り入れ」の違いを意識する
守りの借入(運転資金)は、キャッシュポジションを上げるための借入で、返済原資は預金になります。 攻めの借入(設備資金)は、売上や利益をつくるための借入で、返済原資は利益+減価償却費です。
point
03
やりたい経営をするために財務を確保する
やりたい経営をするために、企業価値を上げて銀行から必要なときに必要な分だけ融資を受けられるようにします。
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04
本当の「いい会社」を目指す
借入がない会社がいい会社ではなく、いい会社とはどれだけ借入をしていても潤沢なキャッシュに守られている会社です。
point
05
社長の経営モチベーションを上げる
経営計画が具体的になる事で社長の経営モチベーションが上がり、強い意志と実行力を持って会社運営を行ってもらえるようになります。
お客様の声
Q
御社が抱える課題は何でしたか?
以前は資料を提出すると試算表が送られてくるだけで、売上と利益をただ見るだけで終わっていました。「会社を大きくしたい」と思っていましたが、具体的に何から手を付けてよいのか分かりませんでした。このままの状態ではダメだと思い、知り合いの社長に紹介してもらいました。
Q
ヒロ財務コンサルティングでどのように解決できましたか?
最初はヒロ・メソッド月次決算書の説明を受けてもよく分からず、毎月苦痛な時間と思っていました(笑)「売上と利益を確認するだけでは不十分、財務を理解しないと会社経営はできないと言われ、繰り返していくことでお金や数字との向き合い方・考え方が変わりました。2年後には従業員も3名採用でき、利益も2倍になりました。
Q
御社が抱える課題は何でしたか?
個人事業を法人化したのですが、法人になってもどんぶり勘定のままで残ったお金が利益と思っていました。 お金が残っていなかったため税金も少ないだろうと思っていたところ、顧問税理士に「利益が2,000万円あるから税金は700万円になる」と言われビックリしました。そんなにお金が残っていなくて、納税資金を工面するのに苦労しました(笑)利益とお金の違いが分からずモヤモヤしていたとき、ヒロ財務コンサルティングさんと出会いました。
Q
ヒロ財務コンサルティングでどのように解決できましたか?
毎月の打ち合わせで利益だけでなくお金の流れも説明してくれました。知識のない私にも分かるように図を使って何度も教えてくれたので、利益とお金の違いが次第に分かるようになりました。借入があってもお金の流れが見えるので安心感があります。ストレスなく経営に専念することができるようになりました。決算前検討会で今期の利益・納税予測を確認してくれるので、納税準備も早くからできるようになりました。
Q
御社が抱える課題は何でしたか?
以前の税理士さんは3ケ月に一度資料を提出して処理をしてもらい試算表をもらっていました。特にアドバイスをもらったこともなく、ただ決算申告をしてもらっていた感じです。毎月の業績は、社内でエクセル集計していた帳票で確認していましたが、この数字が正しいものなのか不安でした。このままではマズいと思い、二人の税理士さんを紹介してもらいました。その一人が野々山先生でした。なぜ野々山先生にお願いすることにしたのかというと、The税理士ではなかったからです(笑) 税理士っぽくなく、質問に対し的確に回答してくれて話していても眠くならなかったからです(笑)
Q
ヒロ財務コンサルティングでどのように解決できましたか?
売上や利益だけでなく、財務についてオリジナルの帳票を使いタイムリーに説明してくれました。社内の経理業務についてもクラウドを導入するように指導してくれて、効率的に行えるように変わりました。借入金を返済するために最低必要な売上高を示してくれるなど、具体的な指標を提示してくれるのでやる気がわきます。
Q
御社が抱える課題は何でしたか?
売上高が10億円を超えるころから、その時の顧問税理士さんでは物足りなく感じるようになりました。利益ばかりを追求してここまできましたが、社員や借入金も次第に増えてきて、社長としてのプレッシャーに押しつぶされそうになっていました。会社を強くするため財務についてもきちんと見てもらいたいと思い先輩へ相談したところ、先輩の会社を顧問していた野々山先生を紹介してもらいました。
Q
ヒロ財務コンサルティングでどのように解決できましたか?
今までの税理士さんとは違い、税務だけでなく財務について的確なアドバイスをもらえることに驚きました。今までは損益計算書ばかりの説明を受けてきました。「財務は貸借対照表が重要」とのことで、目指すべき貸借対照表を明確に示してくれました。常に先を考えさせられるように話をしてくれるので、会社の未来を想像しながら経営する姿勢が身に付きました。あれから5年経ちました。目指した貸借対照表の状態までもう一歩ですが、着実に近づいています。 ヒロ・メソッド月次決算書・社長の成績表は、会社の状況を分かりやすく示していて打ち手のヒントも与えてくれます。銀行からビックリされるほど評価が高いです。
Q
御社が抱える課題は何でしたか?
当社は自動車部品を製造している会社なのですが、コロナ禍の影響により売上が相当落ち込みました。資金繰りが悪化しましたが、コロナ融資を受けながら何とか耐えていました。今後の資金繰りについてどうしたらよいか悩んでいましたが、その時の税理士さんは具体的なアドバイスをくれませんでした。銀行に相談したところ野々山先生を紹介されました。当初は相談のみと思っていましたが、お話をした1時間後にはお願いしますと言っていました。
Q
ヒロ財務コンサルティングでどのように解決できましたか?
融資に関する情報をどこよりも早く提供してくれました。教えてもらった新しい融資制度を使いたいと、こちらから銀行に働きかけることができました。これ以上の融資は厳しいと言われたとき、銀行との面談に同席してくれて融資を通してくれました。今後の事業計画も一緒に考えてくれて、あとはこの計画とおり一歩ずつ頑張るのみです。財務みてもらっているという安心感があります。
財務健全化のスペシャリスト・ヒロ財務コンサルティングへのお問い合わせ流れ
ヒロ財務コンサルティング(野々山 浩 / 税理士)では、
燃える30〜40代の経営者のコンサルティングを募集中です。
財務についてお困りの方は、ヒロ財務コンサルティングにお任せください。
お問い合わせ
まずは、下記のメールからお問合わせください。
zaimu@nonoyamahiroshi.comオンライン顔合わせ
メールにて、オンラインコンサルティングの日程を決めましょう。全国どちらの方でもご相談に応じます。ヒロ財務コンサルティングのことをぜひ知ってください。
ご相談・ご提案
すでに決算を1期以上おむかえの方はその決算書をメールでお送りください。オンラインコンサルティングの日に分析し、ご説明いたします。
検討
御社のお役に立ちそうか、ゆっくりご検討ください。毎月1回×3か月間、オンラインまたは来所いただきお話ししましょう。お試し財務セカンドオピニオンも可能です。
財務コンサルティング
契約
ヒロ財務コンサルティングを気に入ってくだされば、本格的に財務コンサルティングさせていただきます。税理士さんは今のままでも、私に税務もお任せいただいてもどちらでも構いません。
自己紹介
株式会社 ヒロ財務コンサルティング 代表取締役社長・税理士、2児の父。1973年生まれ、慶應義塾大学経済学部卒業、2004年に税理士登録する。その後、2005年に野々山浩(nonoyamahiroshi)税理士事務所を設立する。同事務所にて財務・税務相談を始めるものの、顧問先の経営者が税務(損益計算書)だけに目を向けることに疑問を抱くようになる。そこで、VUCAの時代の中小企業を救うのは財務(貸借対照表)を読めるようになることだと考え、顧問先に順次、財務の大切さを訴え財務の顧問も行うようになり顧問先の資金の流れが見えるようになった。名古屋の小さな税理士事務所とその顧問先だけではなく、中小企業は財務がわかるようになると会社の業績が向上すると考え、株式会社 ヒロ財務コンサルティングとして日本全国の中小企業の財務相談を受けることを決意する。現在、日本の都道府県の数を超える中小企業に、オンラインにて財務の相談・解説を行っている。
野々山 浩
(財務コンサルティング・税理士)